授業方針


アトリエ・バルールの授業方針は『絵画の基本に忠実に、のびのびと個性を磨く』です。

絵画の基本は〈デッサン〉です。
デッサンと聞くと、「難しい」「敷居が高い」など思われがちですが、デッサンを身に付けないまま描いてゆくと、いつか物足りなくなってしまいます。
ある程度綺麗な絵を描けても、その先に進むことがとても難しくなります。
のびのびと描く為に、もっと上手になりたい気持ちを支えてくれるものが〈デッサン〉だと考えます。

アトリエ・バルールでは、初心者の方でもじっくりと絵に向き合えるよう、授業時間を長く取っています。
朝から夕方までと聞いて驚かれる方もいらっしゃいますが、水彩画・油彩画問わず、絵を短時間で仕上げるためには、それなりの描き方をしなくてはなりません。
やっと調子が出てきたところで終了時間…そんな経験をされた方もいらっしゃるかと思います。
じっくりと描く中で、自然とデッサンが身に付く指導を、生徒さんひとりひとりの進歩に合わせて行っています。

もちろん、黙々と絵を描くだけでは疲れてしまいます。
お喋りを楽しみ、お茶を楽しみ、仲良くなったお友達と和気合あい同じ時間を過ごすことも、絵を描くことと同じくらい大切です。
用事があって遅れたり、どうしても調子が出ない時、早目にお帰りになっても全く問題ありません。
無理なく真剣に絵を描く。
そのお手伝いが出来ればと思っています。
そして誰の真似でもない絵を描いて頂けた時ほど、私にとっても嬉しいことはありません。